中国五大銀行 不良債権が大きく増加
【新唐人2014年9月8日】中国の銀行の不良債権は、8年ぶりに三期連続で増加しました。そのうち五大国有銀行の不良債権額は4235億元に達し、去年の同じ時期よりも21パーセントも増えました。
2014年の中期報告書によると、中国の上場銀行16行は不良債権残高が5580億元に達し、新たに772億元増えました。そのうち五大国有銀行の不良債権額は4235億元で、去年の同じ時期より21パーセントも増えました。
不良債権額と不良債権比率の両方が上昇したことに対し、五大銀行の頭取は懸念を示しました。
中国建設銀行 張建国・頭取
「不良債権比率が1・04%、明らかにアップしました。これまでは下降傾向でした。不良債権が増えれば、絶えず処理せねばならず、銀行の業績に影響します」
特に中国農業銀行の不良債権比率は1・24パーセントで、上場している16銀行のうちトップでした。
農業銀行 田継敏・リスク部副マネジャー
「上半期 は69億の不良債権を消し込み、83億は売りに出しました。下半期も別の処理計画があります」
アメリカの格付け会社、スタンダード&プアーズのシニアディレクター、廖強(りょう きょう)氏は中国の銀行の資産は、下方圧力に直面しており、今後、急速に悪化する恐れもあると見られます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/09/07/a1136329.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)